ドッキリ大成功?
どうも、「ゾッち」です。
突然ですが、みなさんは親しい友人や家族にドッキリを仕掛けたことありますか?
相手の素の反応が見れて、すごく面白いですよね 笑。
ですが、度を超えるドッキリは相手を本気で怒らせてしまう可能性があるので、笑える範囲でドッキリを仕掛けましょう 笑。
さて、今日は私が体験したドッキリに関するゾゾバナをお話しようと思います。
しばしの時間お付き合いください。
あれは私が19才の時の話です。
私は高校を卒業した後、専門学校に入学、大阪で一人暮らしをしていました。
入学早々、友達できるかな?などの不安もありましたが、すぐに仲良くなれる友人ができ、それをきっかけに友人の輪が拡がり、気付けば毎日集まるメンバーが6人程になっていました。
私を含め6人全員が地方から出てきており、一人暮らしでした。なので気が合ったのかもしれないですね。
ある日、いつも通り6人で集まり、今日はどこへ遊びに行こうか?なんて話をしていました。毎回すぐに遊ぶ内容や場所などは決まるのですが、なぜかその日はなかなか決まらず、なんとなくで近所にある友人宅へ行くことになりました。
マンションに着き、4階の突き当たりにある友人の部屋に入ると8畳ほどのワンルームにベッドとテレビだけがポツリとあり、全く生活感がない感じでした。
その友人に話を聞くと、理由はなにも語りませんでしたが、近々、引っ越そうか迷っていて、生活に必要最低限のものしか今は置いていないとのこと。そうだったのかとみんなは納得していましたが、その話をしている時の友人の表情が若干曇っていたように私には見えました。
適当にフローリングに座り、いつも通りになんてことのない会話をし、テレビをぼんやり見ていると気付けば夜9時を過ぎていました。
お腹も空いてきたしコンビニで買い出ししようという話になり、ジャンケンで負けた私と部屋主の2人で買い出しに行くことになったのです。
引っ越しを迷っていると話をした時の部屋主の表情が曇ったように見えたことがずっと気になっていた私は、部屋主に思い切って「あの部屋で・・何かあった?」と聞いてみました。部屋主にはあっさりと「ん?なにもないよ 笑」と笑顔で答えられました。
なんだ思い過ごしだったか。と安心していた瞬間、私の携帯電話に部屋に残っている友人から着信があり、なにごとかと電話に出ると、こんな話をされました。
部屋主にドッキリを仕掛けようと思う。
マンションの下に着いた時点でワンコールをしてほしい。
1人がベランダの外の隅に隠れ、タイミングを見計らい両手を出す。
なんとかして窓に部屋主の注意を持っていくように手伝ってほしい。
隠れている友人は用事が出来て帰ったことにする。
私はその伝えられた通りに、1人の友人が帰ってしまったと部屋主に伝え、マンションに到着した時点で部屋に残っている友人にワンコールしました。
部屋に戻り、何事もなかったように雑談が始まり、買い出したものを飲食しながら、私はベランダの窓をチラチラと気にして手が出てくるタイミングを待ちました。
私がそればかり気にしすぎたせいか、ベランダになにかあると部屋主に気付かれてしまい、私はバレてしまったとネタバラしするためにベランダの窓を開けようとした瞬間でした。
2つの手のひらが窓にバンッ!と飛び出て来ました。ネタを知っている私としてはいやいや私にそんなことされてもって感じでしたが・・・
その手を見てすごく違和感を感じました。瞬時にその異様な光景に気付いた私の身体はそれまでにないほど鳥肌がたち、腰を抜かしてしまいました。
その違和感とは・・・
そこに現れた手は2つとも右手だったのです。
腰を抜かした私を見て友人3人は「ネタを知っててそこまでビビるか?」と笑っていましたが、部屋主は顔が引きつって震えていました。
もしかして新たに別の友人を呼び2人で隠れていたのかとも思いましたが、ベランダには聞いていた通り、帰ったことにしていた友人1人だけしかいなかったのです。
私はその場にいた友人達に右手が2つあったのだと主張しましたが信じてもらえませんでした。部屋主の様子を見て、部屋主も見えていたと確信した私は彼を問いただしましたが、なにも見えなかったの一点張りでした。
後日、その部屋主から引っ越し完了の連絡があり、個人で遊びに行くことになりました。そしてそこで部屋主は真実を語ってくれました。
不動産屋であの部屋は事故物件だと事前に聞いてたそうですが、家賃が安く、霊的なことなど全く信じていないので、なんとかやっていけるだろうと契約したみたいです。また、夜に金縛りにあったり、ラップ音などはあったらしいのですが、実際は霊的なものは見えたことはなく、引っ越しを迷っていた時にあの両右手を見てしまい、引っ越しを決意したそうです。
あの時、なぜなにも見えなかったと答えたのかについては、単純に霊の出る部屋に住んでいると思われるのが嫌だったということでした。
あの時、ドッキリを仕掛けていなかったら、部屋主さんはどうなっていたのでしょうか?このドッキリが結果的に彼を救ったのだ(大成功)と思いたいです。
以上でこの話は終わりです。
いかがでしたか?少しは涼しくなれましたでしょうか?
まだまだ体験談はありますので、次回も楽しみにしていてください!