覗いていたのは何だったのでしょうか?
どうも、「ゾッち」です。
みなさんは夜、車に乗っている時にあれ?って思ったことはありませんか?
例えば、夜中に白い服の女の人が立っていて、振り返ると・・・など。
今日のゾゾバナは、そんなありきたりなお話ですが、実際に目撃した時のお話をします。
しばしのお時間お付き合いください。
まだ私が小学生の頃、母の用事のため、私は弟、妹と母方の実家へ行きました。
夜の22時過ぎ頃でしょうか、母が用事を済ませ帰ってきました。
それから一息つき、23時頃に車で自宅へ帰ることになりました。
母方の実家から自宅までは車で20分程度、かなりの田舎なので、すれ違う車もほとんどありませんでした。
その途中、私は助手席から対向車線側の方に目を向けました。
すると塀垣のある民家の門の影から、2人の女の子がひょこっと顔を出して、こちらを覗いているのに気付きました。
あれ?っと思った瞬間、母が言います。
「あれ?こんな時間に2人の子供?」
さらに妹が
「2人のお化けがのぞいてた〜!!」と・・・
こんな夜中に子供2人が外に出ているのは危ないと、母は車をUターンさせ、来た道を戻ります。ですが、さっきの2人の子供が見当たりません。目を離したのはほんの数十秒程度です。
少し先まで戻って探してみましたが、どこにもいませんでした。
その子達は民家の子でたまたま外に出て来たのだろう。と半ば強引に決めつけ、再度引き返し、その民家の前を通った瞬間、背筋が凍りました。
その民家は
人の住んでいるような形跡すらない廃墟だったのです。
母はあわてて車のスピードを上げ、私達は逃げるように帰りました。
帰宅した私達兄弟は、恐怖で一人で寝ることができず、母親と寝ることにしました。
母親がそばにいるという安心感からか、先ほど、見たかもしれない幽霊の話をします。
「さっきの2人の女の子って、やっぱり幽霊かな?」
「ん~、わからないけど、幽霊だったのかもしれないね〜。でも、どうして女の子ってわかったの?メガネもしてなかったのによく見えたね。」
そうです。私は近視でメガネがないと、助手席から対向車線側の民家の子供の顔や髪型なんて見えるはずもないのです。
それを聞いて、さらに怖くなり、母親に抱きついて寝ました。
以上、今日のお話は終わりです。
では、また次回のゾゾバナでお会いしましょう。